ALTANA アルタナ 或る棚 ®︎

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【アルタナコラム;HANARE ALTANA】飛騨の家具フェスティバル2020レポート

こんばんは。

インテリアショップHANARE ALTANAの山田です☺

11月も後半ですが、静岡県はまだまだ暖かい方ですね~

お天気の良い日の日中は、束の間の過ごしやすい気候。

本格的な寒さの年末に向けて、引き続き体調には気を付けていきましょう!

 

さて、今回は先月10月の後半、岐阜県高山市の飛騨高山地方で毎年開催されている

「飛騨の家具フェスティバル2020」に研修訪問してきた様子をレポートいたします。


国産家具の産地として名高い、飛騨高山。

 

協同組合飛騨木工連合会と飛騨の家具フェスティバル実行員会が主催の歴史と伝統の古都から発信するこのフェスティバルは、

各家具メーカーが展開する、飛騨の家具から生まれたライフスタイルと様々なイベントが楽しめる5日間。

今回は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、開催日時を通常よりも1ヶ月半延期、メイン会場を設けず、

高山市内各社ショールーム等を使っての縮小した開催となりました。

私たちは10/27の夜に到着。翌28日に参戦!

 

宿泊先にチェックインしてから少し、夜の街並みを散策できました。
普段は日中、たくさんの観光客で賑わっているであろう、街並みを贅沢に貸し切り状態で!!
真っ暗ですが…(笑)これもまた良き風情。

 

 

▼宿泊先のラウンジの内装やしつらえにも釘付けです?

やはり仕事柄、一枚板や無垢の木材がふんだんに使われた内装を見るとテンションが上がります!

▲ラウンジにしつらえられた様々な飛騨の家具メーカーの名作椅子。実際に座り心地を確かめながら、くつろぐことができます!

 

多数の老舗の家具メーカーを有した古き良き街並みの建物(内外)からは、伝統工芸を大切に保存しながら、
新たな作品も伝統へのオマージュを忘れず、街全体が木工・家具職人さんである「飛騨の匠(たくみ)」への
リスペクトと愛に溢れているのが感じられました。


飛騨産業本社ショールーム初訪問

 

当店ハナレアルタナでは、キツツキマークで知られる飛騨産業株式会社さんの家具を取り扱っております。
当店でも一番人気のメーカーさんで、日ごろより大変お世話になっております。

今回のフェスティバル訪問も飛騨産業さんの新作展示&初の本社ショールーム訪問がお目当てのメインイベントです。

 

そしてなんと言っても、飛騨産業さんは今年、創業100周年のメモリアルイヤー!

100周年を記念して、日本を代表する染色家の柚木 沙弥郎(ゆのき・さみろう)さんデザインのファブリックを発表!

これがとっても素敵でした!

▲長く愛されているクラシカルな「穂高」シリーズも、柚木さんの型染めファブリック仕様だとモダンな雰囲気に。

 

 

柚木さんによって描かれた力強いパターンを基に、ご本人からも「飛び出す感じがよい」ということで、
パターンを縮小して使われるサイズの中に収めるのではなく、大胆に裁ち落とすことで、躍動感のある絵柄となっているとか。

柚木さんの今の気持ちを表す生き生きとした色やかたちは、私たちを元気に、毎日を愉しくしてくれることでしょう。

 

 

他にも気になっていた「穂高」50周年記念に発表された、陶芸家の鹿児島 睦(かごしま・まこと)さんデザインの
ゴブラン織りファブリックの実物を見ることができました!

 

鹿児島睦さんデザインの雑貨商品を当店ハナレアルタナでもいくつか扱っています。

▲左上から時計回りに、鹿児島さんのデザイン図柄が使われたZUAN&ZOUKEIの「ポストカード」、「コースター」、
「ペーパーナプキン」。お花や小動物の可愛らしい図柄のデザインが特徴です。

 

さらに、飛騨産業の担当者さんから聞いていて、気になっていた新作シリーズ「静穏」のソファをしっかり確認させていただきました!

形は当店に展示中のYURURIシリーズのカウチソファと似ていますが、YURURIより奥行きが広く、
座面の高さも低めで、よりゆったりと落ち着くリビングにぴったりのソファで、人気が出そうだなと思いました!

 

▲当店展示中のYURURIカウチソファの背面

YURURIは省スペースにぴったりのコンパクトな奥行き、無垢材は丸みを帯びて、カジュアルで軽やかな印象。
座面の高さは410㎜と高めで、リビングダイニングを兼ねた使い方もできるようになっています!
樹種は明るい色みのビーチとホワイトオークの2種類から選べます。

こちらは当店ハナレアルタナで実際にご覧になりながら、お試しいただけます!

 

▲後ろ姿も無垢材の縦格子がすっきりとして美しい「静穏」!クッションを足してコーディネートを自由にアレンジするのも楽しそう!

無垢材の樹種は、ビーチ・ホワイトオーク・ウォルナットから選べます。(写真はウォルナット)

ファブリックも多種多様な色柄からお選びいただけます♪

※カタログでのご案内となります。実物のお試しにはメーカーのショールームをご紹介することも可能です。

 

他にも、当店には展示していない商品を実際に見たり、試したりすることができ、貴重な体験をさせていただきました。

▲こちらの柳宗理の名作アームチェアはホワイトオーク製のチェアが当店に展示中です!

 


オークヴィレッジ ショールーム&工房見学

次に訪れたのは、高山市内中心地から車で約20分ほどの清見町のオークヴィレッジさん。

オークヴィレッジは長い年月をかけて培われた価値観に根ざし、環境との共生を目指しながら、
伝統的かつ高度な木工技術を駆使した国産材によるモノ造りを、1974年から飛騨高山の地で続けてきました。

「100年かかって育った木は100年使えるものに」
「お椀から建物まで」
「子供一人、ドングリ一粒」

という3つの理念のもと、素材+技術+デザイン、三位一体型のモノ造りの追求により、素材調達から
加工技術に至るまで独自の進化を遂げてきました。

伝統工法である「木組み」の技術や木材に関する豊富な知見を活かし、家具から、おもちゃ、文具、漆器などの
木工品から木造建築まで幅広く手掛けています。

暮らしの様々な場面で木を活かす提案を行っています。

緑豊かな山奥に位置するショールームは窓からの眺望も格別です!

職人の手による丁寧な仕事が隅々まで感じられる、木製家具の数々。

 

無垢材一枚板テーブルの展示販売もされていました!
一枚板は当店ハナレアルタナでも販売しているので、興味津々。

▲漆塗り仕上げは、存在感が迫力ものでした!

▼塗装サンプルや樹種サンプルと説明キャプションのディスプレイはとても分かりやすかったです。
日本古来の自然素材をできるだけ活かし、使っている様子がよく分かります!

 

ショールーム見学の後は、スタッフの方に広い敷地内と制作工房を案内していただきました。

▼木造建築も手掛けられているオークヴィレッジさん。大工さんの制作風景も見せていただきました。

▲整然と並ぶ塗装前の家具。

▲漆塗装後の家具の保管場所。

▼温湿度が管理されています。


 

今回、滞在時間が短かった為、多くのメーカーは寄れませんでしたが、内容の濃い見学をさせていただきました。

飛騨の家具の魅力を存分に実感することができた研修となりました。

今後の接客に活かしていけたらと思います!

 

(おまけ)最後に飛騨グルメを紹介して終わります☺

インテリアショップHANARE ALTANA
企画広報
山田 祐子

ALTANA CONCEPT

ALTANA(アルタナ)の名前の由来は、「或る棚」。


一日の、もっと言えば一生の大半を過ごす家の中。
家での時間は、より快適で満足度の高い暮らしであることが
私たちの永遠のテーマであり、願いです。


私たちの住まいや暮らしに欠かさず存在する「棚」は、家の
内装構成物であり、様々な生活用品を収納する機能を持ちます。
と同時に、住まう人の個性やアイデンティティーを
感じさせてくれる存在でもあります。


誰しも、人の家の本棚や飾り棚を見て、持ち主の趣味趣向の一端を
垣間見る体験をしたことがあるのではないでしょうか。


そういった意味で、「棚」はごく身近な自己表現の場と言えます。

今の自分の価値観にプラスして、より豊かな暮らし方の
ヒントをつかむことができたら。


様々なケーススタディーを自分に置き換えてリアルに感じさせてくれる
スペース、ALTANA(アルタナ)が誕生しました。


ALTANA(アルタナ)の名前の由来は、「或る棚」。


杓子定規の特定の棚ではなく、家の中に誰しもが持つ
「或るひとつの棚」を指し、同時に様々な可能性を
持つオルタナティブな空間であることも意味します。

このスペースに無数に存在する「棚」を活用し、カタチを変えながら様々な
ケーススタディーでライフスタイルの提案を展開していきます。

カフェ・ランチ・本・音楽・ギャラリー・ワークショップ・家具・インテリア・建築・
各種イベントを通し、一人で、または友人や家族と長く過ごせば
過ごすほど五感が磨かれていくことでしょう。

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