ALTANA アルタナ 或る棚 ®︎

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文筆家 幸田文―『KURASHI』創刊号より

約2分

『KURASHI』創刊号で紹介されている「賢人に学ぶ女の生き方」。

お手本にしたい気になる作家の一人目は、明治の文豪・幸田露伴を父に持つ、文筆家 幸田文。


女の生き方13幸田文

遅咲きの40代で文壇デビューを果たし、代表作『流れる』や『台所のおと』など多くの珠玉の作品を遺しました。



自身を語るとき、「台所育ち」という言葉を用いたそうですが、6歳にして母を、8歳にして姉を亡くしたことから、


父 露伴に家事一切を教え込まれたことに由縁があります。


女の生き方2幸田文

『台所のおと』は、妻が立つ台所の音がいつもとわずかに違うことに気づく、病床の夫の話が表題作で、他10編を収録した作品。



『幸田文 しつけ帖』は、父に家事から身だしなみまで厳しくしつけられた幸田文が、その暮らしの知恵を伝える随筆集。




 

16歳の時には家事全般を任せられた文だからこそ、綴ることのできるエピソードや真に迫った教えを感じます。


とかく面倒に思う家事や炊事も一つひとつ丁寧に行うことで、その先に物事の道理が見えることを、文は幼き頃から感じ取っていたのでしょう。


偉大な父を持つ人の宿命ですが、その文才から文筆家として期待される一方で“父の思い出屋”である自分に疑問を抱き、


47歳にして芸者の置屋の住み込み女中として働き始めます。


その経験をもとに長編小説『流れる』を綴り、日本芸術院賞を受賞しました。



父の名にとらわれず、自分の道を切り拓く凛とした芯の強い女性の生き方を見せています。



引用・参照;『KURASHI』創刊号 *ハナレアルタナにて販売中。



書籍『台所のおと』と『幸田文 しつけ帖』はアルタナカフェにございます。


レンタルもできますので、お気軽にスタッフまでお声かけください。



本社・企画広報


山田 祐子

ALTANA CONCEPT

ALTANA(アルタナ)の名前の由来は、「或る棚」。


一日の、もっと言えば一生の大半を過ごす家の中。
家での時間は、より快適で満足度の高い暮らしであることが
私たちの永遠のテーマであり、願いです。


私たちの住まいや暮らしに欠かさず存在する「棚」は、家の
内装構成物であり、様々な生活用品を収納する機能を持ちます。
と同時に、住まう人の個性やアイデンティティーを
感じさせてくれる存在でもあります。


誰しも、人の家の本棚や飾り棚を見て、持ち主の趣味趣向の一端を
垣間見る体験をしたことがあるのではないでしょうか。


そういった意味で、「棚」はごく身近な自己表現の場と言えます。

今の自分の価値観にプラスして、より豊かな暮らし方の
ヒントをつかむことができたら。


様々なケーススタディーを自分に置き換えてリアルに感じさせてくれる
スペース、ALTANA(アルタナ)が誕生しました。


ALTANA(アルタナ)の名前の由来は、「或る棚」。


杓子定規の特定の棚ではなく、家の中に誰しもが持つ
「或るひとつの棚」を指し、同時に様々な可能性を
持つオルタナティブな空間であることも意味します。

このスペースに無数に存在する「棚」を活用し、カタチを変えながら様々な
ケーススタディーでライフスタイルの提案を展開していきます。

カフェ・ランチ・本・音楽・ギャラリー・ワークショップ・家具・インテリア・建築・
各種イベントを通し、一人で、または友人や家族と長く過ごせば
過ごすほど五感が磨かれていくことでしょう。

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